バラエティーコーナーの角台より

消えゆくモノの美学

俺の墓標に名はいらぬけど、飲み物くらいはお供えしてよ

 

 


コロナ禍において某有名テーマパークが
営業再開を決めたとのニュースを
ワイドショーにてぼんやり眺める。

 

ああ、そうだった。何年か前の忘年会にて
件のテーマパークのペアチケットを
ビンゴゲームで当てたっけか。

 


そんな朧げな記憶には訳がある。
目録を受け取り席に戻るや否や、
「いーなー、ちょうだい。」と
いち早く欲望を剥き出しにした
隣の席の子に惜しげもなくあげたんだった。

 


気前よく譲渡した理由は二つ。


「えっ?!マジでいいんですか?」と
若干、引き気味ではあったが
頂戴のポーズを崩さぬままの潔さに免じて
「ホイ!」と渡した、人間素直が一番だ。


そして最大の理由は
某テーマパークに対して僕は
ビタ1興味がなかったからだ。
0.1コマのずれも無いほどに。

 

 

 

 

夢を信じて生きて行けばいいさ、
と思っていたのは遠い思い出。
汚れちまった悲しみに毒され切った
草臥れた中年男には
夢の国に足を踏み入れる資格はない。
税関で職質喰らって強制送還が関の山だ。

 

 

そんな男、否、漢に相応しいのは
夢の国よりむしろケンちゃんが跋扈する世界
そう、世紀末ランドがお似合いだ。

 


体験型アトラクション
「汚物を消毒せよ!」
コミュニケーション・アトラクション
「おしゃべりハート様
パーク内には宿泊施設も完備されている。
「聖帝十字稜ホテル」

 

 

ネズミの耳に代わってモヒカンのズラを
被りながら順番を守って並ぼう。

 


勿論、ゲームコーナーも充実のラインナップ。
初代北斗から天昇まで揃っている・・・
あれ?SEは何処行った?

 


なんか妄想を書き殴っていたら
本当に行きたくなってきた。
サミーさん、一つどうですか?
年間パス買うよ?

 


とまあ、無駄話こと前置きは
これぐらいにするとして、
今日は北斗シリーズに纏わるお話だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

正に一時代を築いた初代北斗、
そして後継機のいくつかは初代同様に
ホールにとっては欠かせない存在であった
こと紛れもない事実、いや史実である。

 


そんな北斗シリーズの最新作である
天昇に対し、一言いいたくてしょうがない。
「お前は一体何をやっているんだ!」と。

 


何も出玉性能や人気のことについて
説教を垂れたいのではない。
それなら先輩機であるSEや5号機の最初のヤツ
にだって正座させてお小言ラッシュ突入だ。

 


そうではないのだ。
北斗シリーズが残した功績に泥を塗るな、
そう言いたいだけなのだ。

 

 

 

 

 

 


北斗シリーズが残した功績とは?
その出玉性能にてホールを席捲したこと?
いや違う、そんなことじゃないのだ。
北斗は文化を作ったのだ。

 


初代北斗はゴミ小役であった
2枚チェリーを激熱の代名詞小役に、
転生は最初あれだけバカにされた
あべシステムと玉集めシステム、
後世の機器に受け継がれる一つの文化、
ゲーム性を世に浸透させた。
それこそが北斗シリーズの最大の功績では
ないのだろうか?

 


天昇よ、お前といえばどうだ?
某機種のシステムブームに
便乗してはいまいか?
主流のシステムに乗るのが失敗の少ない
正攻法とは言え、お前はそれでいいのか?
北斗の名を冠したお前はそれでいいのか?

 


そんなザマだからあっという間に
閑散とした通路と化してしまうのではないか?
そんなことだからハイエナも出来なくて
俺の財布が悲鳴を上げるのだ、ひでぶ

 

 

 

 

 

 


次回の北斗シリーズ後継機には
再びホールが活気の炎に包まれるような
斬新で受け継がれていくような文化を作る、
そんな機種であって欲しい。

 

 


それまでの間、僕の心の自粛期間中は
ホールに足を踏み入れず、
キュウイ・スムージーでも飲みながら
キリンが如く首を長くして待つとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

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